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イベントに関する様々な記事を掲載しています。参考になることなど、あなたの想いに応えます。
人の成長と組織力の強化は会社を持続的に成長させます。
その会社が持つノウハウや商品、サービスももちろん大切ですが、在籍する社員の力が会社の未来を決めるといっても過言ではありません。
そして社員を成長させるために必要となるのが「コミュニケーション力」です。
ここでは、コミュニケーションに着目した社員研修を成功させるポイントをご紹介します。
目次
社員研修の目的を明確に
社員研修を成功させるポイントのうちの一つが、「研修の目的を明確にすること」です。これは、今回ご紹介するコミュニケーション研修に限らず、OJT研修やコンプライアンス研修など、企業で行うすべての研修の受講に共通して言えます。
社員研修の目的を明確にするにあたり、まずは研修の対象者を決めましょう。
研修の対象者は、社員全員なのか、はたまた特定の部署のみか、希望者だけなのかを明確にしてください。そして研修をとおして、受講者にどんなスキルを身につけてほしいのか、どのように意識を変えてほしいのかを決めます。
社員研修成功への第一歩には、このように、「誰に」「どんなスキルを身につけてもらい」「どんなことを意識してもらうのか」という研修の目的を明確にすることが大切です。
コミュニケーション研修とは
コミュニケーション研修とは、その名のとおり、人と人とのコミュニケーション能力を養う研修です。
では実際、コミュニケーション研修ではどのようなことをするのでしょうか。具体的な内容を見ていきましょう。
基本的なビジネスマナーを身につける
コミュニケーション研修では、基本的なビジネスマナーを身につけます。どんなにコミュニケーション能力が高い人でも、あいさつができなかったり、人の話を聞く態度が悪かったりすると、相手に与える印象は悪くなってしまいます。
そのため、円滑なコミュニケーションをとるためには、まずはビジネスマナーを学ぶのです。基本的なビジネスマナーが身についてこそ、コミュニケーションで相手との良好な関係を築けます。
上手に対話できる話し方を学ぶ
研修を通じて、相手と上手に対話できる話し方を学びます。相手に伝わりやすい話し方や、相手の心を掴むような話し方を習得すれば、自然とコミュニケーション能力は上がります。
そして上手に対話できる力は、社員同士でのコミュニケーションではもちろん、クライアント企業とのやりとりやお客様への商談にも役立つでしょう。
そのため、円滑なコミュニケーションをとるためには、まずはビジネスマナーを学ぶのです。基本的なビジネスマナーが身についてこそ、コミュニケーションで相手との良好な関係を築けます。
意図や心理を汲み取る聴く力を身につける
コミュニケーション研修では、相手の意図や心理を汲み取るための聴く力を身につけます。どんなに上手な話し方を学んでも、相手の話を聴くことができなければ、対話は成り立ちません。
そこで、相手の話を聴きながら、相手がどんなことを伝えたいのか、何を思って発している言葉なのかを汲み取る力が身につけば、より密度の高いコミュニケーションが取れるでしょう。
話し方とあわせて習得することで、相手の考えを汲み取りながら、相手の心を掴むコミュニケーションが取れるようになります。
コミュニケーション研修のメリット
コミュニケーション研修を実施すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
社員同士の関係性の向上
コミュニケーション研修を実施すると、社員同士の関係性が向上します。
社員同士がコミュニケーションをとることで社員同士のつながりが濃くなり、職場の雰囲気も良くなるでしょう。そして職場の雰囲気の良さは、仕事への満足度にも直結します。
情報共有の活性化
コミュニケーション研修をとおしてコミュニケーションスキルを身につけると、社員同士で積極的に情報共有をするようになります。
情報共有をしておくことで、業務での連携が取りやすくなり、伝達不足による漏れを防げます。さらにチームの団結力も生まれるでしょう。
生産性の向上
コミュニケーション研修によって、社員同士がコミュニケーションをとるようになり、情報共有が活性化すると、業務の生産性が向上します。
また、業務の重複なども防げるので、一人一人の適材適所での業務が可能になり、業務全体の効率化を図れるでしょう。
離職率の改善に繋がる
コミュニケーション研修の実施は、離職率の改善にもつながります。離職する理由の中でも多いのが「人間関係がつらい」という理由です。人間関係がつらい職場は、社員同士のコミュニケーションが少ないという特徴があります。
そこでコミュニケーション研修を実施し、社員同士のコミュニケーションが増えると、仕事でつまずいたときや悩んだとき、同僚に相談しやすくなります。
一人では抱えきれない業務でも、コミュニケーションをとることでサポートしてもらい、乗り越えられることもあるでしょう。
コミュニケーション研修の実施によって、仕事そのものがつらくても、支えてくれる仲間がいることで離職はしなくなるというケースが増えるのです。
研修終了後のフォローも忘れずに
コミュニケーション研修終了後は、受講者へのフォローも忘れずに行いましょう。
具体的なフォロー方法としては、研修終了後に受講者に対するアンケートの実施がおすすめです。
アンケートでは、研修をとおしてどんなことが学べたか、研修に改善点はあったかなど、実際の受講者の声を聴くことで、研修の手ごたえを感じられるはずです。
また、研修で学んだ知識に関する簡単なテストなどを実施するのもいいでしょう。受講者側も、研修で学んだ知識を再認識し、コミュニケーションに対する意識が高まるはずです。
そして研修実施側は、アンケート結果やテスト結果を踏まえて、次の研修の課題や改善点を見つけられます。
自社で行うべきか?他社を利用するべきか?
社員研修は、自社で行うべきか、研修会社を利用して行うべきか、悩んでしまう企業の方は多いでしょう。
自社で行う研修と研修会社を利用した研修には、それぞれメリットとデメリットがあるため、自社に合う研修を選ぶのがおすすめです。
自社で行う研修
自社で行う研修では、コミュニケーションスキルや知識を伝えるとともに、自社の社風も伝えられるのが大きなメリットです。自社だからこそできるオリジナルの研修が実施できます。
ただし、自社で研修を行うには、それなりの研修ノウハウと知識が必要です。そのため、自社で研修を行うなら、まずは講師がノウハウと知識を習得し、入念な準備をする必要があります。これは、自社で行う研修のデメリットと言えるでしょう。
研修会社を利用した研修
研修会社を利用した研修は、一般的な常識はもちろん、研修内容も細部まで濃く、充実した内容になるでしょう。そのため、一流の研修ノウハウと知識を兼ね備えた研修ができます。
ただしデメリットとして、自社研修よりも社風が伝えにくいことや、コストがかかる点が挙げられます。
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公開日:2023.07.04
一般的な「会議」には堅苦しいイメージが伴い、業務効率やコミュニケーションに課題があることも多いのではないでしょうか。
そこで現在、非日常的で開放感のある環境で行う「オフサイトミーティング」が注目を集めています。
自社にオフサイトミーティングを取り入れる場合、あらかじめ概要などを理解・把握しておくとスムーズな実施が可能です。
本記事では、オフサイトミーティングの目的やメリット・デメリット、開催のポイントなどを解説します。
これから実施しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
コミュニケーション研修を成功させるポイントをご紹介しました。
コミュニケーション能力は、人と人との関わりの中でも最も大切な力といっても過言ではありません。
ビジネスシーンにおいても、社員同士のやりとりが業務の生産性を向上させ、会社の業績にまでつながってきます。
コミュニケーション研修は、企業のためにとても大切な研修と言えます。
これからコミュニケーション研修を実施、または検討中の企業の方は、今回ご紹介したポイントを押さえて、コミュニケーション研修を成功させてください。