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ほとんどの会社が取り組み、近年では新しいスタイルとしてオンライン化も定着しつつある社員研修ですが、「効果が上がっているのかよくわからない」と思っている方も多いでしょう。
研修で高い効果を上げるためには、目的やメリットなど研修について詳しく知り、自社に合った適切な方法で実施する必要があります。
今回の記事では、研修の目的や効果、メリット、オフラインとオンラインとの違いを解説した後、活用したい研修方法をいくつかご紹介します。
目次
研修とは
「研修」とは、現在、または将来の業務上で必要となる知識や技術を身につけるための各種講座や勉強会、トレーニングを指します。
会社のルールや業務のフローといった、仕事についての基本的な知識を学ぶ研修をはじめ、マネージメント研修、特定のスキルを習得する研修など、さまざまな種類の研修があります。
会社内で行う「内部研修」と外部で受ける「外部研修」に大きく分かれ、最近では通常の研修に加え「オンライン研修」を取り込んでいる企業も増加中です。
研修を行うことによって体系的・効率的に知識やスキルが習得できるため、社員のモチベーション・生産性が向上し、会社の成長につながります。
研修の目的
研修を受けた社員がそこで得た学びやスキルを実際に現場で生かすこと、つまり社員の「行動の変化」が研修の大きな目的です。
会社側としては、社員のレベルを確認して、適材適所に配置するといった目的で行う場合もあります。
また、研修を通して、会社と社員の間でビジョンを共有することも目的の一つです。
研修の効果
研修の実施には、結果的にいくつかの効果が表れます。
例えば社員の意識が変化してやる気が向上したり、組織がうまくまとまったり、生産性が上がったりといったものが挙げられます。
ただし、研修の効果は、社員が研修での学びを生かしてどのように実践しているか、また本人や現場にどのような変化が表れているかを、一定期間後に捉えることで、初めて測定が可能です。
研修の効果で会社の向上策を練る場合は、しっかりその効果を見極める必要があるでしょう。
研修がもたらすメリット
研修を行うことでもたらされるメリットとして、下記の3つが挙げられます。
●社員のスキルアップ
●一体感が高まる
●会社への理解が深まる
それぞれについて説明していきます。
社員のスキルアップ
研修を行う際、社員のスキルアップや学びにつながることが一番の大きなメリットです。
社内研修の座学で学んだ知識やスキルを、eラーニングで復習しながら現場で実践するなど、いくつかの方法を組み合わせることでさらに理解度が高まり、スキルの定着に効果があります。
一体感が高まる
社員の一体感が高まることも、社員研修を実施するメリットの一つです。
研修では、別部署からも同じような年齢やレベルの参加者が集まるため、横のつながりが作りやすいでしょう。
上下関係だけでなく、こういった横のつながりによって相互理解が進み、社内の一体感が高まりやすくなると言えます。
会社への理解が深まる
研修を受けることで、会社への理解が深まるメリットもあります。
特に、会社内で行う内部研修では効果的です。
研修内容に、会社の理念や方針、今後の計画などを盛り込むことで、自社に対する理解や帰属意識がいっそう深まります。
オフラインとオンライン
近年の研修では、「オンライン」で行うケースも増えてきました。
オフラインとオンライン、それぞれに特徴があるため、把握しておくと良いでしょう。
オフライン研修
いわゆる「集合研修」である「オフライン研修」では、多くの場合、1人の講師が集合した複数の受講者に対して講義を行います。
受講者同士が顔を合わせることで関係が作れる、講師に直接質問できるなどのメリットがある一方、交通費や会場費のコストがかかったり、スケジュール調整が難しかったりといったデメリットも多いと言えます。
また、基本的に1回きりで終了するケースがほとんどのため、完全な習得は難しいかもしれません。
オンライン研修
ネット環境で行う「オンライン研修」は、場所や時間を問わずいつでもどこでも研修を受けられるところが大きな特徴です。
繰り返し受講できる点や管理者側で受講状況を管理しやすい点、交通費や会場費がかからない点もメリットになります。
ただし、人目がないため、モチベーションが維持しにくいといったデメリットもあります。
効果的な研修方法5選
効果が上がりやすい研修方法として下記の5つがあります。
●OJT(On The Job Training)
●Off-JT(Off The Job Training)
●eラーニング
●オンライン研修サービス
●配信ツール
組み合わせての実施がさらに効果的なので、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
OJT(On The Job Training)
「OJT(On The Job Training)」とは、実践や経験を通して知識やスキルを身につける研修方法です。
先輩や上司の指導を受けながら、優しい業務から複雑で高度な業務へと実務訓練を積んでいきます。
実務を通した学びなので、業務ですぐ役に立つ知識や技術が習得できます。
Off-JT(Off The Job Training)
「Off-JT(Off The Job Training)」は、上記OJTとは反対に、実務から離れて受ける研修全般のことです。
主なOff-JTとして「集合研修」や「eラーニング」があり、集合研修は参加者が集合して講師と対面で行う研修、eラーニングはネット環境で行う研修になります。
eラーニング
ネット環境とパソコン・スマートフォンなどの端末があれば受講できる研修が「eラーニング」です。
コストが削減できる、都合の良いタイミングでの受講が可能など、集合研修に比べてメリットが多く、導入している会社も増えています。
オンライン研修サービス
「オンライン研修サービス」とは、オンライン研修専門の配信サービスのことで、ネットを利用してどこからでも受講できる、効率的な教育システムとして注目されています。
基本機能としてグループディスカッション機能やチャット機能、録画機能などがあり、便利に使えます。
配信ツール
「配信ツール」とは、ウェブでセミナーを行う際に利用する各種ツールのことです。
目的やシーンによって適した配信ツールが変わってきますが、主に、さまざまな配信要件に対応可能なタイプ、開催をトータルサポートするタイプ、手軽に配信できるタイプの3つに分けられます。
手軽に配信できるツールには、「Zoom」のセミナー配信機能なども含まれます。
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公開日:2023.07.04
一般的な「会議」には堅苦しいイメージが伴い、業務効率やコミュニケーションに課題があることも多いのではないでしょうか。
そこで現在、非日常的で開放感のある環境で行う「オフサイトミーティング」が注目を集めています。
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本記事では、オフサイトミーティングの目的やメリット・デメリット、開催のポイントなどを解説します。
これから実施しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
研修の目的には社員の行動変容などがあり、モチベーション・生産性の向上といった効果があります。
また、スキルアップや一体感・相互理解が高まるなどのメリットも多いです。
さまざまな研修方法の特徴を把握して活用することで、研修の効果がさらに高まります。
ぜひ、今回ご紹介した研修方法を参考にしてみてください。