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多くの企業で行われている「社内表彰式」ですが、導入を検討するにあたり、どのような表彰を行えばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「新人賞」や「年間MVP」といった定番の表彰は必須ですが、近年ではそれ以外にもユニークなアイデアを取り入れる企業が増えてきています。
今回は、社内表彰制度の解説をはじめ、表彰式を盛り上げるさまざまな事例についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
まずは社内表彰制度を導入しよう
表彰式を実施するにあたり、まずは「社内表彰制度」を導入することをおすすめします。
社内表彰制度とは、企業の業績アップに貢献したり、模範となる行動を行ったりした社員を称える制度です。
表彰は一般的に社内全体に公表・共有され、選考の基準や内容については自由に設定できます。
メールやチャット、社内報などで告知するだけの場合もありますが、大々的に社内表彰式を開くことで制度の効果が上がりやすいでしょう。
社内表彰制度の導入には、下記のようなメリットがあります。
社員のモチベーションが上がる
社内表彰制度がもたらす最も大きなメリットは、社員のモチベーション向上です。
自分が行ったことや成果に対して褒章が与えられたり、みんなの前で表彰されたりすることで、モチベーションアップにつながります。
表彰制度では、結果だけでなく過程なども評価対象となるため、仕事に前向きな姿勢で取り組めるのではないでしょうか。
また、他の社員が表彰されるシーンを見ることで「次は自分も表彰されたい」と士気が上がるはずです。
社員の目指すべき目標や方向性が統一される
社内表彰制度を導入することで選考基準が明確になり、社員の目指すべき目標や方向性が統一されるというメリットがあります。
社員全員が一体感を持って仕事に取り組むことで、生産性や業績の向上につながるでしょう。
そのため、社内表彰制度を取り入れる際は、評価方法や内容を社内でしっかり共有しておく必要があります。
一般的な表彰事例5選
社内表彰制度を導入して表彰式を行う場合、どのような表彰を行えば良いでしょうか。
ここからは、さまざまな表彰事例について紹介していきます。
一般的な表彰事例は下記の5つです。
●年間MVP
●新人賞
●目標達成賞
●永年勤続表彰
●定年退職表彰
それぞれについて解説します。
1.年間MVP
この1年で最も活躍した社員を称賛する賞です。
活躍の成果が数値化しやすい営業職を対象にするケースが多いでしょう。
2.新人賞
新卒や中途入社1年目の社員のうち、その年で最も優秀だった人に与える賞です。
経験値が同等のため、公平な評価となるのはもちろん、入社後のモチベーション向上にも効果があります。
3.目標達成賞
事前に掲げた売上などの目標を達成することができた個人や部署、チームを称える賞です。
「目標達成」という明確な評価基準をもとに表彰するため、誰もが納得しやすいでしょう。
4.永年勤続表彰
長い間、自社に貢献し続けている社員に感謝の気持ちを伝える表彰です。
記念品や特別休暇を賞品とするケースが多いようです。
5.定年退職表彰
その年に定年退職を迎えた社員を表彰します。
この賞では、「お疲れ様でした」の意味を込めた温かい演出を工夫することが大切です。
ユニークな表彰事例10選
一般的な表彰だけでなく、ユニークな表彰を取り入れることで表彰式自体が大変盛り上がります。
また、頑張る姿勢やふだんの態度に対して与えられるため、「ちゃんと見てくれている」といった信頼感や自社への愛着につながりやすいでしょう。
ここでは、ユニークな表彰事例を10つ紹介します。
1.大失敗賞
定番とも言えるユニークな表彰の一つです。
この賞では、失敗事例を明るく楽しく取り上げ、実行したこと自体に対して褒め称えます。
失敗した社員が報われるのはもちろん、「失敗しても大丈夫」「どんどん挑戦していこう」といった前向きな雰囲気を社内に醸成することができるでしょう。
2.笑顔が素敵で賞
いつも元気で明るい社員や、お客様・取引先などから笑顔を褒められた社員に贈る賞です。
選考が難しかった時は、表彰式を行う中で最も表情豊かだった社員に与えても良いでしょう。
この場合、一人ひとりの表情が確認しやすいオンライン表彰式を行う際に取り入れるのがおすすめです。
3.ポジティブ賞
いつも前向きで、ネガティブなこともポジティブに変えてしまうような社員を表彰します。
積極的に営業をかけたり、企画やアイデアをたくさん出したりなど、行動した数量で評価することが可能です。
4.チャレンジ賞
大きなチャレンジをした社員を表彰して称えます。
成功したか失敗したかといった結果を問わないところがこの賞の特徴です。
挑戦へのハードルが低くなり、誰もが社内においてチャレンジしやすくなるでしょう。
5.これから頑張るで賞
新人社員や役職に新しく就いた社員など、これからの頑張りに期待する人に贈る賞です。
本人のモチベーション向上だけでなく、社内へのお披露目の機会にもなります。
演出を工夫して、もう結果を出したかのような表彰のスタイルで行うのもおすすめです。
6.ベストティーチャー賞
その年で最も評判が良かった育成担当の社員を表彰します。
部下の成績やアンケートの結果から選出すると良いでしょう。
育成する方・育成される方、両方の社員の士気につながりやすくなります。
7.ベストクリーン賞
いわゆる「キレイ好き」な社員に贈る賞です。
デスク周りはもちろん、トイレ、給湯室を含めたフロア全体の衛生管理に貢献した社員を称えます。
社内環境への意識向上にも効果があるでしょう。
8.陰の努力賞
事務職や技術職といった、陰で全体を支える業務部門から優秀な社員を選出します。
このような部門の業務は、営業やマネージャーのように数値で表すことが難しいため、成果が見えづらいものです。
表彰することで、モチベーションの維持・向上に大きな効果があるでしょう。
9.安全運転賞
長年、無事故・無違反で安全運転をしてきた社員に贈る賞です。
社内における、交通マナー意識の向上や事故防止につながります。
5年や10年などの継続期間を設定し、年数に応じて豪華な賞品を準備してもいいでしょう。
10.ベストファザー・マザー賞
育児休暇制度や時短制度を活用するなど、仕事と子育ての両立を見事にこなしている社員を表彰します。
各制度の取得を促進することができるのはもちろん、企業のイメージアップにもつながります。
社内表彰は魅力のある賞品を用意する
社内表彰式を行う際は、ただ表彰するだけなく、副賞として賞品を手渡すことをおすすめします。
プレゼントを贈ることで、さらなるモチベーションの向上が期待できるでしょう。
また、自社への愛着心が高まるため、離職率低下にも効果的です。
その「賞」にピッタリの魅力的な賞品を用意すると、表彰式を盛り上げることができます。
おすすめの表彰賞品
おすすめの表彰賞品には次のようなものがあります。
●金一封
●商品券や旅行券、ポイント
●有給休暇
●記念メダルやトロフィー
●最新家電
●お取り寄せギフト
例えば、「年間MVP」や「新人賞」など定番表彰の場合、記念メダルやトロフィーを賞品にすると特別感が際立ちます。
また、「ベストクリーン賞」の賞品として最新の掃除機を、「ベストファザー・マザー賞」の賞品としておもちゃや便利グッズなどを贈ると、楽しい表彰式になるはずです。
それぞれの賞の内容に合わせた賞品選びを工夫してみましょう。
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公開日:2023.07.04
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まとめ
社内表彰制度を導入した表彰式にはさまざまなメリットがありますが、同じ表彰ばかりではマンネリ化しがちです。
「年間MVP」「新人賞」といった定番だけでなく、「大失敗賞」「笑顔が素敵で賞」などのユニークな表彰を取り入れることで、表彰式が大いに盛り上がります。
今回紹介した事例やアイデアから自社に合ったものを取り入れてみましょう。