コラム
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イベントに関する様々な記事を掲載しています。参考になることなど、あなたの想いに応えます。
テレワークが普及し、社内コミュニケーション不足が増加傾向にある近年、社内コミュニケーションの在り方に悩みを抱える企業が増えています。
今回は、社内コミュニケーションが必要な理由と、活性化に役立つアイデアや施策事例をご紹介します。
目次
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01
社内コミュニケーション不足がもたらす問題
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ー スムーズな情報共有ができない
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ー 精神的ストレスが蓄積される
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ー 業務へのモチベーション低下
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02
社内コミュニケーションを活性化させるメリット
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ー モチベーションと個人のパフォーマンス力が向上する
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ー 情報共有が円滑になり生産性の向上につながる
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ー 定着率が上がり離職率の低下に期待できる
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03
社内コミュニケーションを活性化させるアイデア
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ー フリーアドレス制の導入
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ー リフレッシュスペースの設置
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ー コミュニケーションツールの導入
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ー 社内イベントの開催
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ー 社内サークルや部活の発足
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04
画期的な社内コミュニケーション施策事例5
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ー 社長のおごり自販機
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ー 小型ロボット「LOVOT」
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ー バーチャルオフィス
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ー オフィスおかん
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ー 社内運動会
社内コミュニケーション不足がもたらす問題
テレワークの普及により、「社内でのコミュニケーションがうまくいかない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
社内コミュニケーションが円滑にできないとさまざまな弊害が発生します。
社内コミュニケーション不足により起こる問題として挙げられるのは、以下の3つです。
●スムーズな情報共有ができない
●精神的ストレスが蓄積される
●業務へのモチベーションの低下
それぞれ詳しく解説します。
スムーズな情報共有ができない
円滑なコミュニケーションができない職場では、情報共有もスムーズにできません。
とくにテレワークという環境下では、社員同士や上司と部下が顔を合わせる機会が減ります。そのため、業務で確認したいことなどを「気軽に相談できない」といった弊害が生まれるでしょう。
また、オフィスのように声をかけたいメンバーの状況が見えないため、手の空くタイミングが計りにくいということもあります。
チャット等で連絡しても返事がすぐに来るとは限りませんので、意思疎通が図りにくくなり、チームワークに影響を及ぼすという問題が考えられます。
精神的ストレスが蓄積される
社内のコミュニケーションが円滑でないと、風通しが悪くなり、職場環境としては居心地の悪いものになってしまうでしょう。
業務上で相談したいことも話しづらい環境では、心理的な抵抗を感じるものです。
こういった積み重ねが精神的ストレスとなり蓄積されてしまうということが懸念されます。
上司にとっても、部下の不満や社内の問題点をいち早くキャッチすることができないため、
離職率が上がってしまうということに繋がるでしょう。
業務へのモチベーション低下
コミュニケーションが取りにくい職場では、悩みが生じても相談ができない、業務に関することであっても「ちょっとしたことなら」と連絡自体を躊躇するという状況も起こり得ます。
仕事を円滑に進めるためには「報連相」が重要であるとはよく言われますが、これでは本末転倒でしょう。
結果的にモチベーションの低下を招いたり、離職につながったりするケースも珍しくありません。
社員が孤独や不安を感じることなく業務に従事できるように、コミュニケーションを取りやすい環境にしておくことが大切です。
社内コミュニケーションを活性化させるメリット
社内コミュニケーションを活性化させるとどのようなメリットがあるでしょうか。
ここでは期待できるメリットを3つ紹介します。
モチベーションと個人のパフォーマンス力が向上する
社内でのコミュニケーションが円滑であれば、社員が自分の意見を積極的に話せる企業風土につながるでしょう。
それにより、社員一人ひとりが主体的に業務に取り組みやすくなり、仕事に対するモチベーションアップやパフォーマンスの向上に期待できます。
情報共有が円滑になり生産性の向上につながる
社内コミュニケーションが活性化すると、情報共有がスムーズになり連携強化につながります。
また、業務分担もしやすくなるため、社員にとって効率的な働き方が実現可能です。
結果的に生産性の向上も見込めますので、社内コミュニケーションの活性化は会社全体の利益にも直結するといえます。
定着率が上がり離職率の低下に期待できる
社内のコミュニケーション不足は、社員の定着率にも影響を及ぼすと言われています。
これは、離職理由の中には「人間関係の問題」を挙げる人が多くいることからも分かるでしょう。
普段からコミュニケーションがとりやすい職場であれば、人間関係の悩みも相談しやすくなり、退職する前に早めの対処ができる可能性があるため、離職率の低下に期待できます。
社内コミュニケーションの活性化は、社内での良好な人間関係を築くことにつながりますので、職場環境を整える上で重要です。
社内コミュニケーションを活性化させるアイデア
社内コミュニケーションを活性化させるためにはどのような取り組みをしていくのがよいでしょうか。
社内コミュニケーションの活性化のアイデアとして挙げられるのは、以下の5つです。
●フリーアドレス制の導入
●リフレッシュスペースの設置
●コミュニケーションツールの導入
●社内イベントの開催
●社内サークルや部活の発足
それぞれ詳しく解説します。
フリーアドレス制の導入
フリーアドレス制とは、社員の席を固定せず、好きな席に座って仕事ができるようにするワークスタイルのことです。
席が固定されていないため、さまざまな部署の人と関わる機会が生まれます。
そのため、業務上で普段関わりが少ない相手と話すきっかけになり、役職や部門の垣根を超えた社内コミュニケーションの活性化に役立ちます。
リフレッシュスペースの設置
リフレッシュスペースは、社員が心身をリフレッシュするためのスペースのことです。
社内にリフレッシュスペースを設置することで、社員たちは忙しい仕事の合間にほっとひと息ついて、緊張を和らげることができます。
それにより、リラックスした状態で自然にさまざまな会話が生まれるでしょう。
所属先にこだわらずフラットなコミュニケーションを促し、社員の一体感を高めることに役立ちます。
コミュニケーションツールの導入
拠点が全国各地に分かれている企業や、テレワークを導入している企業では、コミュニケーションツールの導入もおすすめです。
たとえば、チャットツールや社内SNSなどを取り入れると、電話やメールに比べてコミュニケーションが気軽にとれるようになります。
社内イベントの開催
社内イベントは、社員同士が集い業務時間外でコミュニケーションを深める場としておすすめです。
たとえば、運動会や社員旅行、ボウリング大会など、社員が集まって相互に交流できるため、社内コミュニケーションの活性化を図る場として多くの企業で活用されています。
社内サークルや部活の発足
社内サークルや部活は、社内の有志が集まってフットサルやゴルフ、バレーボールなどの活動をすることを指します。
企業によっては、一定の条件を満たせば会社公認のサークルとなり、活動補助金が支給されるなどのサポートが受けられるようです。
社内サークルでは通常の業務とは異なるコミュニケーションが増えるため、信頼関係を築きやすくなるでしょう。
画期的な社内コミュニケーション施策事例5
ここからは社内コミュニケーション施策として、5つの事例を紹介します。
●社長のおごり自販機
●小型ロボット「LOVOT」
●バーチャルオフィス
●オフィスおかん
●社内運動会
それぞれ以下で解説していきます。
社長のおごり自販機
飲料メーカーのサントリーが開発した「社長のおごり自販機」は、多くの企業で導入が広がっています。
社長のおごり自販機は、2人が同時に社員証をタッチすると、無料で2本の飲み物が出てくるという仕組みです。
仕組みはシンプルですが、必然的に誰かに声をかける必要があるので、自然とコミュニケーションが広がるでしょう。
参考:サントリー|社長のおごり自販機https://www.suntory.co.jp/softdrink/jihanki/ogori/
小型ロボット「LOVOT」
LOVOT(らぼっと)は、ラスベガスで開催される世界最大規模のテクノロジー見本市「CES」でイノベーションアワードを受賞した小型ロボットです。
公式サイトにもあるようにLOVOTは「愛されるために」生まれてきたロボットです。
LOVOTは、カメラ、サーモグラフィー、マイク、障害物検知、明るさセンサーなどを搭載しており、センサーがとらえた刺激を機械学習で処理し、リアルタイムでさまざまな動きをするという特徴があります。
また、名前を呼ぶと寄ってきたり、目の表情が豊かであったり、ダンスをしたりと、その魅力に夢中になる人が続出しているLOVOT。
「OFFICE LOVOT」というプログラムが用意されており、オフィスやお店、ワークスペースなどで、LOVOTを中心に笑顔と優しい気持ちが広がり、オフィスの雰囲気が良くなると話題となっています。
参考:OFFICE LOVOT https://lovot.life/office-lovot/
バーチャルオフィス
バーチャルオフィスは、Web上のオフィスでテレワークでのコミュニケーション不足を補うものとして多くの企業で導入されています。
たとえば、テレワークでは会議以外で話す機会がないため、話せばすぐ解決するようなちょっと相談したいことがあっても連絡することを躊躇することもあるでしょう。
そういった課題を解決するのにバーチャルオフィスの活用が有効です。
たとえばoViceでは、自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話かけられる新感覚のバーチャル空間として注目されています。
参考:バーチャル出社オフィス – oVice https://www.ovice.com/ja
オフィスおかん
オフィスおかんは、オフィスの一角に専用冷蔵庫・専用ボックスを設置するだけで食事を提供できる置き型の社食サービスです。
配送員が専用冷蔵庫・ボックス・料金箱を設置し、在庫管理・賞味期限管理・現金管理・ニーズ調整も全て行ってくれるため、導入後の運用の手間がかかりません。
オフィスおかんのお惣菜は、管理栄養士が全国各地の製造パートナーと共同開発した和食中心のメニューで、素材と調味料にこだわり、自社で定める安全基準を満たす原料のみを使用しています。
社内でランチする時に誰かを誘ったり、オフィスおかんの前でどんなお惣菜にするかを相談したりと社内の気軽なコミュニケーションのきっかけにもなるでしょう。
また、社員の健康面のサポートに強い味方となってくれるサービスとして多くの企業で導入されています。
参考:オフィスおかん https://office.okan.jp/
社内運動会
社内運動会は、コミュニケーションの創出やチームワーク強化におすすめの施策です。
運動会ではチームで力を合わせて取り組んだり、グッズを用意して応援に力を入れることで一体感が高まりチームビルディングとしての効果も期待できます。
運動会屋は、年間200件以上の企業・団体のイベントを企画・運営・プロデュースしている会社です。コロナ禍においても楽しめるオンライン運動会の企画・運営を行うなど、クライアントのあらゆるニーズに応え、満足度の高いイベントを実施しています。
参考:運動会屋公式サイト https://www.udkya.com/
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公開日:2023.07.04
一般的な「会議」には堅苦しいイメージが伴い、業務効率やコミュニケーションに課題があることも多いのではないでしょうか。
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本記事では、オフサイトミーティングの目的やメリット・デメリット、開催のポイントなどを解説します。
これから実施しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、社内コミュニケーションを活性化させるメリットや役立つアイデア、施策事例をご紹介しました。
慢性的な人手不足が社会問題となる中で、社員の定着率を上げ、生産性の向上にも期待できる社内コミュニケーションの重要性はますます高まってくるでしょう。
ご紹介したアイデアや施策を参考に、自社の社内コミュニケーションの活性化にお役立てください。