コラム
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イベントに関する様々な記事を掲載しています。参考になることなど、あなたの想いに応えます。
決起会は、会社全体の目標を共有したり社員の士気を高めたりする重要なイベントです。
社内でたびたび行われる決起会ですが、どうして決起会が必要なのか、決起会を円滑に行うことでどのような効果があるのか、よくわからないという方も多いかもしれません。
また、「飲み会」や「懇親会」などとどう違うのか、気になることもあるのではないでしょうか。
今回は決起会について解説し、その効果や成功させるポイントなどを詳しく紹介します。決起会の実施に課題や悩みを抱えている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
決起会って何?
「決起会」は「けっきかい」と読み、新しいプロジェクトが結成された際などにメンバー同士で気持ちを高め合う会のことを指します。
「みんなで決起する」ために行われるため、さまざまな節目において、決意を表明し合って結束を固めたり、今後の目標や指針を確認したりするのが一般的です。
英語では「Kickoff Party」(キックオフ・パーティー)と表現されることから「キックオフ」という略称が使われる場合も多く、「顔合わせ」の目的で行われるケースもあります。
飲み会とは何が違う?
決起会では、みんなで集まって食事やお酒を楽しみながらコミュニケーションを図ります。
そのため、通常の「飲み会」とどう違うのかわからない方も多いかもしれません。
飲み会との主な違いとしては、下記の3つが挙げられます。
●開催目的が違う
●人選が異なる
●表彰などがある
それぞれ解説します。
開催目的が違う
飲み会は、みんなで楽しみながらコミュニケーションを深めることを目的として開催されます。
美味しい料理や飲み物でリラックスし、仕事中はできないような会話やストレス発散ができるといった点が飲み会のメリットです。
食事や飲み物を楽しみながらコミュニケーションをとるという部分では、決起会もほぼ同じになります。
ただし、飲み会はコミュニケーションを深めること自体が目的であり、決起会はメンバー同士のモチベーション向上を目的としているといった違いがあります。
実際に行う内容や過程は似ていても、開催の目的が違う点がポイントです。
人選が異なる
人選が異なるところも飲み会と決起会の違いの一つです。
飲み会では、同じ部署のメンバーや席が近い人同士、仲が良いメンバー同士で行うケースがほとんどでしょう。
一方、決起会では、プロジェクトや目標など決起するための行動に関係する人のみでの開催が基本になります。
上司や社長など統括する側の役員が参加したり、結果的に仲が良い人同士になったりする可能性もありますが、無関係の人はそもそも呼ばれません。
表彰などがある
飲み会は食事や会話でざっくばらんに楽しむことがメインのイベントですが、決起会はどちらと言えば仕事的要素が強めのイベントです。
そのため、決起会の中で表彰や決意表明などを同時に行うことがあり、資料を配布する場合もあります。
飲み会で表彰などを行うことはほとんどないため、大きな違いと言えるでしょう。
決起会がもたらす効果
決起会は効果を把握して行うことで、より意味のある会になります。
決起会の開催でどのような効果がもたらされるのか、しっかり確認しておくことが大事です。
例えば、次の3つのような効果が期待されます。
●共通の目標を全員が再確認できる
●会社全体のモチベーション向上につながる
●親密になりより良いチームプレーに期待できる
それぞれについて説明します。
共通の目標を全員が再確認できる
新しいプロジェクトなどは、明確な目標のもとに立ち上げられるものです。
プロジェクトメンバーには、その目標に向かうやる気やメンタリティが求められるため、全員で再確認しておく必要があります。
目的をあらためて全員で確認するという意味で、決起会は非常に効果的だと言えるでしょう。
会社全体のモチベーション向上につながる
決起会は、プロジェクトやチームだけでなく社員全員の一致団結を図り、やる気を向上させることも可能です。
例えば、新プロジェクト発足の決起会が開かれたという情報を耳にすれば、「自分も負けないように頑張ろう」「次のプロジェクトには参加したい」といった士気が高まり、会社全体のモチベーションアップにもつながります。
また、決起会は新年度などのターニングポイントで全社的に行われるケースもあり、その場合でも効果が高いでしょう。
親密になりより良いチームプレーに期待できる
決起会では、同じ目標のもとに集まったメンバー同士でコミュニケーションを図るため、親密になりやすいといった効果もあります。
飲食だけでなく、みんなで楽しめる余興やレクリエーションの時間を設けることでさらに深い交流も可能です。
フレンドリーな雰囲気の中で仕事を始められるため、業務連携がスムーズになり、優れたチームプレーを発揮できます。
決起会で重要視したい成功ポイント
決起会を行う際は、いくつかのポイントを押さえておくことで成功しやすくなります。
特に重要視したいポイントは下記の3つです。
●メリハリをしっかりつける
●参加者全員に楽しんでもらう
●魅力的な賞品・景品を用意する
どのようなポイントなのか解説します。
メリハリをしっかりつける
決起会を成功させるには、適切なメリハリをつけることが大切です。
そのため、決まった時間内でのスムーズな進行が重要になります。
まずは、司会進行役と決起会のプログラムを決めていくことをおすすめします。
一般的に、プロジェクトリーダーや代表者による開催の挨拶、歓談の時間、余興・レクリエーション、締めの挨拶という流れで行うケースが多いです。
その際にもっとも重要なのが、締めの挨拶を行う時間、つまり「閉会時間」の設定です。
閉会時間を決めておかないとダラダラとした歓談が続いてしまうため、メリハリをつけるためにも時間を予告・共有しておき、必ず閉会時間ぴったりに終わらせると良いでしょう。
参加者全員に楽しんでもらう
士気を高めるためにコミュニケーションを図るとは言っても、あまり乗り気でないメンバーもいるかもしれません。
決起会の効果を高めるためには、全員で一致団結する必要があります。
そのため、参加者全員が楽しめる余興・レクリエーションが大切です。
おすすめは、わかりやすくシンプルな「ビンゴ大会」や「ゲーム」、「クイズ」などです。
時間に余裕があれば、異なる部署同士で編成した「チーム対抗戦」で行うと新たな交流が生まれやすくなります。
魅力的な賞品・景品を用意する
余興・レクリエーションの賞品や景品は、できるだけ魅力的なものを用意すると良いでしょう。
豪華な賞品には会社のプロジェクトに対する大きな期待が反映されているため、モチベーションだけでなく、メンバーのエンゲージメント向上にもつながります。
「会社の期待に応えたい」という意志が全員に芽生え、団結力もより一層高まります。
イベント会社に依頼するのも効果的!
毎回同じような内容が続くと、決起会がマンネリ化して開催の効果が落ちる可能性があります。
その場合、社内イベントに精通したイベント会社への依頼を検討してみましょう。
また、決起会は本来集合して開催するものですが、工夫を凝らすことでオンラインでの開催も可能です。
イベント会社に依頼すれば、オンラインならではのゲームやコンテンツもスムーズに実施できます。
特に、オンラインでのイベントに実績のある会社に依頼するのがおすすめです。
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公開日:2023.07.04
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まとめ
決起会は、新しいプロジェクトの立ち上げやターニングポイントなどで行われる場合が多く、開催目的や人選などが飲み会と異なります。
ポイントを押さえた質の高い決起会を開催することで、メンバーのモチベーションやチームワークが向上し、プロジェクトの成功につながります。
ぜひ、今回の記事を参考に、より良い決起会の開催を検討してみましょう。